GitHub Copilotはコーディング補助ツールとして機能し、コード作成の効率を大幅に向上させます。ChatGPTとは異なり、Copilotは直接コードを提案し、プロジェクトの進行をスムーズにします。この記事では、Copilotの使い方とその革新的な機能に焦点を当てています。
はじめに
GitHub Copilotの概要
※GitHub Copilotは有料機能となっています。
初めの30日間は無料。以降は、10$/月の料金が発生します。
GitHub Copilotは、GitHubとOpenAIが共同で開発したコード補完ツールであり、VSCode(Visual Studio Code)の拡張機能として利用できます。このツールは「コードの一部」や「コメント」を入力するだけで関数やクラス・テストを含む完全なコードを提案してくれます!
ChatGPTとの比較
ChatGPTとGitHub Copilotは、ともにAI技術を活用してコード生成やプログラムに関する質問に答えることができますが、それぞれ異なる特徴を持っています。
GitHub Copilotは、開発者が効率的にコードを記述することをサポートするために設計されており、コードベースの問題解決に特化しています。
それに対してChatGPTは、様々なトピックに関する質問を理解し回答することができ、コード生成はその一部であり、コードに関する回答や簡単なコードスニペットを提供することができます。しかし、ChatGPTはGitHub Copilotのようにリアルタイムのコード補完や高度なコード生成の機能を提供していません。
GitHub Copilotのインストール
必要な環境
・VSCode(Visual Studio Code)
VSCodeの拡張機能として動作しますので、最新のVSCodeがインストールされている必要があります。
・GitHubアカウント
まだアカウントを持っていない場合は、GitHubのウェブサイトで無料登録を行なってください。
インストール手順
①VSCodeを開き、拡張機能パネルをクリックします。
②検索バーに「github copilot」と入力。
③検索結果に表示されたGitHub Copilot拡張機能のインストールボタンをクリックします。
インストール完了後、VSCodeの右下に表示される「Sign in to GitHub」ボタンをクリック
①ブラウザが起動するので、GitHubの「ユーザー名」と「パスワード」を入力。
②Sign in をクリック。
「Authorize Visual-Studio-Code」をクリック。これで、GitHub Copilotのインストール完了です!
VScodeに戻ると、右下にCopilotのマークが出ているはずです。
GitHub Copilot使用方法
GitHub Copilotは、”関数名”や”コメント”からコードを予測し補完してくれます。
Tabキーを押すことで、Copilotが補完してくれたコードを承諾できます。
また、作成してほしいコードの概要を記述することで、関数などをまるまる作成してもらうことも可能です!
「cmd + I」で記述欄が表示されます。
このように、GitHub Copilotを使用することでコーディングを大幅に高速化させることが可能です!
注意点と制限
料金
冒頭でも記していますが、GitHub Copilotは有料の拡張機能となっています。
初めの30日間は無料で使用できますが、その後は10$/月 の料金が発生するので注意してください。
完璧ではない
CopilotはAIによって動かされているため、時折エラーや不正確な情報を提供することがあります。常に提供されたコードを確認し、正しいことを確認することが重要です。
また、最新のライブラリやフレームワークの機能がまだ学習されていない可能性があります。
コードの品質
時に冗長なコードや非効率的な解決策を提供することがあります。最適な解決策を求める場合は、提供されたコードを確認し、必要に応じて調整することが重要です。
コードの公開
Copilotに入力されたコードは、GitHubに送信されます。センシティブな情報や秘密のコードをCopilotに入力しないように注意が必要です。
これらのポイントは、GitHub Copilotの利用を検討する際に理解しておくべき重要な側面です。
注意点も把握したうえで、Copilotを有効に使用してください。
まとめ
この記事では、GitHub Copilotの基本的な情報から、インストール方法、基本的な使い方までを解説しました。GitHub Copilotは、AIによって動かされるコード補完ツールで、プログラミング作業を大幅に助けてくれる素晴らしいツールです。それによって、コードの生成やエラーの検出と修正が効率的に行えます。
しかし、その制限と可能なプライバシーの問題を理解しておくことも重要です。
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